鳥取県には、プロカメラマンも魅了する絶景夜景スポットが点在しています。
鳥取砂丘の夜間ライトアップや湊山公園からの市街地夜景など、幻想的な風景を撮影できる名所を厳選してご紹介。
各スポットごとに、プロの撮影テクニックと三脚設置可能エリアの情報も掲載しています。夜景撮影初心者から上級者まで、ぜひ参考にしてください。
1. 鳥取砂丘(鳥取市)

幻想的な星空と砂丘のシルエット
- 見どころ
日本屈指の大パノラマを誇る鳥取砂丘は、夜になると静寂と星空が広がり、ライトアップイベント時には砂丘が幻想的に浮かび上がります。星空観測ナイトツアーも人気で、天の川や流れ星をバックに撮影できる貴重なスポットです。 - 撮影テクニック
- シャッタースピードは8~20秒程度で設定し、ISO感度は1600~3200を目安に。
- 砂丘の起伏を活かして、低いアングルから空を広く入れる構図がおすすめ。
- 夜間は風が強いことも多いので、三脚はしっかり固定しましょう。

- 三脚設置可能エリア
砂丘内は原則自由ですが、イベント開催時や混雑時は通行の妨げにならない場所を選びましょう。特に「すりばち」と呼ばれる大きなくぼみ周辺は、寝転びながらの星空撮影にも最適です。
2. 湊山公園(米子市)

水面に映る市街地の夜景
- 見どころ
米子市街地を一望できる湊山公園は、夜になると水面に映る市街地の灯りが美しく、静かな雰囲気の中で夜景撮影が楽しめます。 - 撮影テクニック
- 水面の反射を活かすため、F8程度に絞り、シャッタースピードを長めに設定。
- 手前に木々やベンチを入れて奥行きを出すと立体感が増します。
- 風が弱い日を狙うと、水面が鏡のように夜景を映します。
- 三脚設置可能エリア
公園内の遊歩道や展望スペースは三脚設置可。通行の妨げにならないよう配慮し、ベンチや柵のそばでの設置が安全です。
3. 久松山(鳥取市)

鳥取市街を一望する展望夜景
- 見どころ
鳥取城跡がある久松山の山頂からは、鳥取市街地の夜景が一望できます。夏から秋にかけてはライトアップも実施され、幻想的な雰囲気に包まれます。 - 撮影テクニック
- 望遠レンズを使い、街の灯りを圧縮して切り取るのもおすすめ。
- HDR機能を活用し、明暗差を調整するとより美しい仕上がりに。
- 山頂までの登山は足元が暗いので、ヘッドライト必携。
- 三脚設置可能エリア
山頂の広場や城跡周辺は三脚設置可。ただし、登山道は狭いため、設置は山頂のみ推奨です。
4. 大山まきばみるくの里(西伯郡大山町)

大山と星空のコラボレーション
- 見どころ
大山の雄大な山容と、広大な牧草地越しに広がる夜空のコラボが楽しめます。人工光が少なく、星空撮影にも最適です。 - 撮影テクニック
- 牧草地を前景に入れて広角レンズで撮影すると、スケール感が際立ちます。
- 星空を際立たせるため、ISOは高め(3200~6400)、F値は開放で。
- 星空撮影時はピント合わせをマニュアルで行いましょう。
- 三脚設置可能エリア
駐車場や芝生広場は三脚設置可。施設の営業時間外は立入制限がある場合もあるので、事前確認を。
5. 境港・夢みなとタワー展望室(境港市)
海越しの夜景とライトアップ
- 見どころ
夢みなとタワーの展望室からは、境港市街や日本海の夜景が一望できます。タワー自体のライトアップも美しく、海と街の明かりを同時に楽しめます。 - 撮影テクニック
- 展望室のガラス越し撮影になるため、レンズフードや黒い布でガラスへの映り込みを防ぐ。
- 広角~標準レンズで海と街をバランスよく構図に入れる。
- ISOは800~1600、F4~F8で設定。
- 三脚設置可能エリア
展望室内は三脚使用が制限される場合があるため、ミニ三脚や手すりにカメラを固定する工夫を。屋外デッキは三脚使用可。
夜景撮影のテクニックまとめ
- 手ブレ対策は必須
長時間露光になる夜景撮影では、三脚やカメラ固定グッズを活用しましょう。スニーカーや洗濯ばさみを使った即席固定も有効です。 - ISO・F値・シャッタースピードのバランス
ノイズを抑えつつ光を多く取り込むには、ISOは1600~3200、F値は開放~F8、シャッタースピードは8~20秒が目安。 - HDRやライブフォーカスを活用
明暗差の大きいシーンではHDRをオンに。ピント位置を変えて印象的な写真に仕上げましょう。 - 水面や反射を活かす
湊山公園のような水辺では、リフレクションを狙うと幻想的な写真に。
安全・マナー情報
- 夜間の撮影は足元に注意し、懐中電灯やヘッドライトを持参しましょう。
- 三脚は通行の妨げにならない場所で使用し、他の利用者への配慮を忘れずに。
- 施設によっては三脚使用に制限がある場合があるため、事前に確認を。
まとめ
鳥取県には、プロカメラマンも認める絶景夜景スポットが多数存在します。撮影テクニックを活かして、ぜひあなただけの一枚を残してください。夜の鳥取で、幻想的な光の世界を体感しましょう。
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